
かみ合わせ・歯ならびが悪いことによる悩みは、
大なり小なり、どんな方にでもある悩みなのではないでしょうか?
特に現代の日本人は、お口に対して何かしらのコンプレックスを抱えている傾向にあります。
かみ合わせ・歯ならびのを改善する矯正治療は、見た目として美しくなるのはもちろん、良く噛めるようになることも非常に大切ですね。
さらに、お口のコンプレックスを今まで抱えていた方は心の解放にもつながります。
人によっては心の治療にもなり、まさに「生まれ変わりの治療」とも言われています。
矯正治療をして一番わかりやすく実感されることは、やはり歯ならびが美しくなることでしょう。
「でこぼこな歯ならび」や、いわゆる「すきっ歯」で、人と会話をする際に「自分のお口を見られているんじゃないか」というコンプレックスを感じて、思いっきりお口を開けて笑うことができないと思う方もいらっしゃいますよね。
矯正治療を行うことにより美しい歯ならびになり、そういった人の目を気にしなくなることはとても大きなメリットです。
また、前歯が出っ張っていることやかみ合わせが反対になっていることによって、
「出っ張った唇」「空いたままの口」「下あごが引っ込んでいるまたは出っ張っている」などの口元の状態にもコンプレックスを抱える方も最近はよく、ご相談にいらっしゃいます。
こういった口元のコンプレックスも矯正治療によって改善することが可能です。
この改善は口元が変わるため、お顔の変化にもつながります。
もちろん、このような口元の美しさも非常に大きなメリットでしょう。
矯正治療は「食べ物をしっかり噛める」という機能的な面も十分考慮して治療を進めていきます。
矯正治療によって1本1本の上下の歯がしっかりと噛める状態になるため、どの部分でも自然な状態で食べ物が噛み切れる快適さが得られます。
今までは無意識にでも下あごを動かして無理な位置で噛んだり、右や左の噛みやすい方でしか噛まない生活をしていた方、
前歯で噛み切れにくいので唇を使って噛み切るといったことをずっと当たり前と思っていた方には、矯正治療が終了した後には信じられないほど楽に噛めるようになります。
正常なかみ合わせの方には当たり前のことなのですが、
今まで無意識に色々と工夫をされていた方には非常に喜んでいただいております。
食べ物を噛むという咀嚼機能は健康を維持していくためには、欠かすことのできない機能なのです。
将来的にもずっとおいしいものを健康に食べ続けるためには、矯正治療を行うということはとてもメリットの大きな治療となります。
別のページで「でこぼこスパイラル」に関して説明しましたが、
「悪いかみ合わせ」「悪い歯ならび」を放置したままにしていることは、将来的に健康な歯を失っていく可能性は非常に上がります。
矯正歯科による治療を行うことで健康な歯で「良いかみ合わせ」「良い歯ならび」を得ることが可能となります。
つまり、将来のご自分の予防歯科という点でも矯正歯科治療を行うことはとてもメリットがあるのです。
人は舌の動き・位置によって会話をしています。
当然ですが、上下の前歯がきちんと噛みあっていなかったり、かみ合わせが反対になっていると正常な発音が難しくなってしまうのです。
これは普段の日常会話だけなら「慣れ」で何とかなるかも知れませんが、
最近言われ始めていることとしては、世の中のグローバル化を考えると英会話などにおいては障害が出てしまうと言われています。
「顎関節症」とは
お口が開けづらくなったり、顎にクリック音と言われる音が出たり肩や首がこるなどの症状が出る病気です。
この顎関節症の原因としては次のような原因が挙げられています。
・かみ合わせの異常
・生まれつきあごや顔にゆがみがある
・あごの関節の異常
・歯ぎしり
・食いしばりなどの癖
・精神的なストレス
こういったこれらの原因が複数関わってくると顎関節症となる可能性が高くなります。
「かみあわせに」がクローズアップされると矯正治療をすることで顎関節症も治ると思われている方も多いのですが、 矯正歯科治療によってこの顎関節症が完治するということは残念ながらありません。
しかしながら顎関節症の起こる原因によっては矯正歯科治療によって治療効果が得られることもあります。
顎関節症でお悩みの方は矯正医にご相談下さい。