もう矯正治療は特別な治療ではなくなりました

10〜20年前くらいのイメージだと、子どもの矯正治療は経済的に余裕のある一部の人だけが行う特別な治療というイメージがあるかも知れません。
ですが、現代の子どもたちの状況は、そのころとはかなり異なります。

「最近の小学生はあごが細い」
「噛む力が年々と弱くなっている」

といったような話をテレビや雑誌などで目にしたことはありませんか?

食生活の変化などもあり、現実的に子どもたちの噛む力が弱くなってきているのです。
そして、あごが発達せずに細いままでいると、本来の場所に歯が生えてこないことで「歯ならび」「噛み合わせ」が悪くなってしまうのです。
少し昔ではおきていなかった歯ならびの問題が現代の子どもたちに発生しているのです。

本来、乳歯が抜けて一回り大きな永久歯になる、いわゆる生え替わりの時期には、
あごが鍛えられて大きく発達する時期なのです。

しかし、現代の子はやわらかい物ばかり食べているでいか、あごが発達しないことが多いのです。
永久歯が生えてきても、きちんとした場所に歯が出てくるための十分なスペースが足りなくなってしまうのです。

見た目よりも大切な矯正治療による予防歯科

皆さんの中には「矯正歯科」「歯ならび」「かみあわせ」というと「見た目」を思い浮かべる方が多いと思うのですが、
実は「見た目」などよりも、もっと大切なことがあるのです。

歯ならびがしっかりまっすぐになっていないと、歯ブラシが届かない場所が出てきてしまいます。
歯が届かないところは「歯が磨けていない場所」になってしまいます。

当たり前の話ですが、磨けていない場所は虫歯になってしまいます。

残念ながら歯ブラシが届かない場所は虫歯の「でこぼこスパイラル」に巻き込まれてしまうのです。

@:歯に「でこぼこ」な場所がある
循環
A:歯ブラシが届かない場所ができてしまう
循環
B:その場所に虫歯の菌がたまって虫歯になってしまう
循環
C:虫歯の治療をしても、一時的で再び虫歯になってしまう

という「でこぼこ」から始まる悪循環(スパイラル)です。

お子様が歯を磨けている、磨けていないというのは歯ならびによっては限界があります。
虫歯になって嫌な思いをしないようにお子様の健康を守るのはお父さん、お母さんの大切な役目です。

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